【後編】残高スライドで返済すると月々の返済額が変わるってどういうこと?

カードローンは基本的にリボ払いで返済します。2018年11月現在、複数のカードローン会社が「残高スライド」という仕組みを取り入れています。残高スライドとはどういうシステムなのでしょうか。スライドすることでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
返済残高が変わると支払額も変わる?
前編と中編では、「元利」「元金」「定額」「定率」「リボルビング」という要素を組み合わせた返済方式についてみてきました。
カードローン会社によっては「元利定額リボルビング」などに加えて、「残高スライド」システムを併用している場合もあります。
「残高スライド」というのは、借入残高に応じて元金や利息などの割合が変動(スライド)していく返済方式です。スライドするものによって、3種類にわかれます。順番に見ていきましょう。
残高スライド元利定額リボルビング方式
「残高スライド元利定額リボルビング方式」は、借入残高の変動に応じて、利息を含める返済額が変動する返済方式です。もっとも多く採用されているため、省略して「残高スライドリボルビング方式」と呼ばれています。
借入残高というのは、残り返済額(返済残高)ではありません。
元利定額リボルビング方式の場合、毎月の支払い額とその中から支払う利息分が定額で、利息を支払った余りが元金に充当されます。返済初期は元金(借入残高)があまり減らないという特徴があります。
返済が進んで元金も減っていくと、月々の最低返済額(リボ払いの最低額)も低くスライドします。
そのため次第に返済が楽になっていきますが、月々の返済額が減るということは返済期間が延びるということです。返済期間が延びるほど取られる利息は増えるので、返済額がスライドしたら繰り上げ返済も視野にいれるといいでしょう。
残高スライド元金定額リボルビング方式
「残高スライド元金定額リボルビング方式」は、借入残高によって、元金充当額が変動(スライド)する返済方式です。
元金定額リボルビング方式の場合、毎月の支払額は「一定の元金充当額+利息」です。初期の支払がキツいかわりに、元金が一定額ずつ減っていくので、利息が少なく済みます。
元金充当額がスライドして減ってしまうと、元金が減りにくくなるため、利息が余分にかかります。スライド後は繰り上げ返済を利用して、元金充当額をスライド前と同程度に維持するように努めましょう。
残高スライド元利定率リボルビング方式
「残高スライド元利定率リボルビング方式」は、借入残高によって、返済割合(定率)が変動(スライド)する返済方式です。
返済が進み借入残高が減ると、返済割合も低くなります。すると月々の返済は楽になりますが、返済期間が延びる分利息が増えます。
割合を維持することはできないので、無理のない範囲で繰り上げ返済を利用して、1ヶ月あたりの返済額を一定以上に保ちましょう。
まとめ! 繰り上げ返済で利息増を抑える
残高スライドが適用されると、月々の支払額が減り、返済が楽になります。しかしなにがスライド(変動)するにしても、支払額が減るということは返済期間が延びるということです。返済期間が延びるほど最終的に払わなくてはならない利息額が大きくなります。残高スライドが適用される程度に返済が進んだら、繰り上げ返済も併用して返済速度を維持することも視野にいれてください。








